【川越】駅近でボルダリング体験 「ロッククラフト川越」入門者から上級者まで

川越駅から徒歩約7分のところに、スポーツクライミング・ボルダリングを体験できる「ロッククラフト川越」があります。400㎡を超えるフロアに、高さ7mのロープ壁とさまざまな形状のボルダリングウォールを備え、大会の会場にもなっている本格的な施設です。小学生から年配者まで、さまざまな年代の人が訪れています。

近年、オリンピックの正式種目になった注目のボルダリング。ロッククライミングとボルダリングの違いを、ロッククラフト川越代表の樋山徳彦さんに伺いました。

「ロッククライミングとボルダリングは、クライミングの一分野であり、別々のカテゴリーになります。ロッククライミングは実際に天然の岩壁を登る、アドベンチャーの要素があります。一方ボルダリングは、室内外のあまり高くない4mくらいの壁を、命綱なしで登るスポーツです」

ルールを理解できれば難しいものではなく、階段を昇れれば基本的にはできるそうです。「誰もができるスポーツなので、興味があれば体験してください」と樋山さん。はじめは登れなかったコースを徐々にできるようになることが達成感につながっていくようです。

ボルダリングウォール。「コバトンボルダリングカップ」「全国高等学校総合体育大会ボルダリング大会」、国内最高ランクである「第4回ボルダリングジャパンカップ(2009年)」の会場にもなっています

取材中、利用者の飛松(とびまつ)好子さんにお話を伺うことができました。現在69歳の飛松さんは、61歳からボルダリングを始めました。

飛松さんはもともと運動に苦手意識を持っていましたが、人生で一度は取り組んでみようと思ったそうです。体幹をはじめ、普段使わない筋肉が鍛えられているのと、自分のペースで取り組めるため、人と競わずにすむところが魅力だと語ってくれました。難易度の高いコースに取り組む人、技を鍛える人、それぞれが個々にチャレンジしているので、劣等感を感じないのだそうです。

目安の表。ひとつひとつクリアしていきます

通常利用は1日単位ですが、初めての人でも利用しやすいように、初回限定の「初心者体験プラン」を設けています。初回のメンバー登録料金、利用料金、レンタルシューズ料金などが含まれ、最長2時間まで利用できます。趣味や競技として継続して利用したいなら、小学生~高校3年生を対象にした月謝制のジュニア教室もあります。

  ◆取材を終えて

取材時にもたくさんの方が訪れていました。真剣にボルダリングに取り組む姿がキラキラしていてすてきでした。体幹が鍛えられてダイエット効果もあるようなので、私も、これを機に挑戦してみようと思いました。

取材日:2021年8月4日
水越初菜