【幸手】梅雨のアジサイを見にきてほしい。権現堂公園のあじさいまつり

桜まつりで知られる「権現堂公園」。桜のほかにも四季折々の花を咲かせています。
6月にはアジサイが見ごろになります。

真っ白なアジサイの一種・アナベルが一面に咲く様子。今年(2023年)21年目を迎えるあじさいまつりは、6月3日~25日に開催

アジサイを見に権現堂公園を訪れてほしい

「あじさいまつり」について、「幸手権現堂桜堤(つつみ)保存会」の大野芳夫理事長と中村誠さんにお話を伺いました。

「幸手市主催の桜まつりの時季には多くの人が権現堂公園を訪れます。しかし終わると人がほとんど来なくなります。桜まつり以外のときにも来てほしいという思いから保存会を立ち上げました」と二人は話してくれました。

1996年(平成8年)の発足時は、「多くの人が訪れる公園にしていきたい」という思いに賛同したメンバーが、ボランティアでアジサイの苗を植える活動をはじめました。近隣の人から苗や花を分けてもらって移植したそうです。

そうした努力が実を結び、現在は100種類以上1万株のアジサイを見ることができます。
白やピンク、青、紫など色とりどりに咲く花々は公園を明るく華やかにしてくれます。
あじさいまつり開催期間中の火、金曜には、幸手市観光協会のホームページで、前日の開花状況を確認できます。また、権現堂公園のホームページでは、月、木曜に情報をアップします。

あじさいまつりは、多くの店が並ぶ桜まつりとは異なり、苗木の販売のみ行っています

1年中楽しめる公園に

保存会は現在、権現堂公園の指定管理者として、訪れる人が四季折々の花を楽しめるよう活動しています。アジサイの時季が終わったのちの7月中旬頃から、ヒマワリを見ることができるそうです。その後、9月にはマンジュシャゲ、1月にはスイセンが見ごろになります。それぞれの時季に合わせてイベントを開催しています。

「訪れる人が花を見て、キレイだと喜んでくれればうれしいです。気軽に花を見にきてほしいです」と大野さん、中村さん。

◆取材を終えて
雨が似合うアジサイ。生き生きとしたアジサイを写真に収めようと、雨の中傘をさして見にくる人も多いそうです。取材時は開花前だったので想像を膨らませながら話を伺っていました。一面に咲く彩り豊かなアジサイを期間中に見に行きたいです。敷地内では屋久島ヤギも3頭飼育しています。

取材日:2023年5月15日
水越初菜