7月中旬になると、「川越百万灯夏まつり」準備のため、蔵造りの街並みは色とりどりの提灯に照らされます。
川越百万灯夏まつりは、毎年7月末の土、日曜に開催しています。昨年は新型コロナウイルスの影響で3年振りの開催となりました。
第42回目の今年(2023年)は、7月29日、30日16時~21時の開催予定です。
「OH!通りゃんせkawagoe」「川越ゆかりの時代行列」など見どころいっぱい
川越百万灯夏まつりは嘉永2年(1849年)、川越城主松平大和斉典(なりつね)の新盆に、家臣の娘が切子灯ろうをつくり、表玄関に掲げて主君の遺徳をしのんだことが始まりとか。
現在は川越の夏の風物詩となっています。
中でも人気は、西武新宿線本川越駅前のステージから蔵造りの街並みへ向けてダンスや踊りなどを披露する「OH!通りゃんせkawagoe」。ヒップホップ、阿波踊り、フラダンス、ジャズダンス、子どものチアダンスなど多種多様。今年も両日で約40団体が参加予定だそうです。このイベントを楽しみに訪れる人も多いのだとか。
30日には、「川越ゆかりの時代行列」を開催します。こちらも、本川越駅前のステージから蔵造りの街並みへ向けて川越藩火縄銃鉄砲隊(かわごえはんひなわじゅうてっぽうたい)による行列が見られます。また、川越藩火縄銃鉄砲隊による発砲実演もあります。
迫力ある発泡は観客から歓声があがります。
「ひろえば街が好きになる運動」SDGsの取り組みも
川越百万灯夏まつり実行委員会と日本たばこ産業株式会社(JT)が協力して、市民参加型の「ひろえば街が好きになる運動」を開催します。
本部で専用の袋をもらった来場者がゴミを集め、本部へ持ち帰ると、引き換えに景品がもらえます。
お話を伺った、川越商工会議所の齋藤弘貴(ひろき)さんは「2020年から新型コロナウイルス感染症の影響がありましたが、昨年(2022年)は3年振りに開催でき、やはり百万灯夏まつりは良いなと思いました。今年も、来場者にも商店街の方たちにも楽しんでもらえるような祭りにしたいです」と語ってくれました。
◆取材を終えて たくさんの提灯に照らされて開催される川越百万灯夏まつり。 祭りを楽しみながら、ゴミの散乱を防ぐ取り組みをしているのも素晴らしいですね。 開催日の16時〜21時、メイン通りは車両通行止めとなります。 昨年、同祭りを訪れましたが、とてもにぎわっていました。今年も楽しみにしています。 取材日:2023年7月7日 水越初菜