必須アイテムとの別れと出合い

埼玉県内のさまざまな取材先に“車”で訪れ、帰宅して“パソコン”で原稿を書く。私にとって、車とパソコンは「彩ニュース」の記事作成のために欠かせないアイテムです。

全くの予定外でしたが、最近、この2つを新しくしました。車については、自分の不注意で助手席側のボディをベコベコにしてしまったのが理由です。20年選手の軽自動車で、直すには高額な費用がかかるため、買い替える決断をしましたが、愛車のヘコみと同様に自分自身もヘコみました。
北国に住んでいたとき、雪道で何度もスタックさせてしまったり、引っ越し荷物を満載して運んだり。内装を汚しながら、無理やり自転車を積んだこともたびたびで、本当によく頑張ってくれました。

ノートパソコンも7年ほどの“ベテラン”でした。仕事先へはもちろん、実家に帰省する際も必ず持参し、何本もの原稿を書きました。それが、なんだか重くなってきたなと思っていたら、急にパツッと電源が落ちるように。完成間近の原稿があったため「お願い、頑張って!」と祈りながら電源を入れ、なんとか取り出しましたが、やはりしばらく使っていると、パツッ! もう無理はさせられない状態でした。

この2つの出来事が1週間のうちに起き、出費の痛手もさることながら心も痛みました。いつもそこにあって当たり前と思っていると、急にそれが覆されたときのダメージは大きいものです。この経験は、自分の近くにあるモノ、そして近くにいるヒトも日ごろから大切にしなければと思いを改めるきっかけとなりました。

人生に無駄はないですね。これから気持ちも新たに、新しいアイテムで新しい記事を仕上げていきたいと思っています。

2022年8月
彩ニュース編集部