原点に帰って ~自分らしい花を咲かせよう~

彩ニュース創刊から、まもなく2周年。

新型コロナパンデミックの真っ只中で迎えた彩ニュースの船出は、心もとない笹舟のように迷いながらの出発でした。なぜなら、コロナ禍で先の見えない中、新規事業を立ち上げるという大きなチャレンジだったからです。

でも、行動してみないと結果なんてわからない。一人二人と仲間が集ってくれたこともあり、それは大きな決断でした。「勇気を持って一歩を踏み出そう!」と。

2年が経ち、日々の小さな一歩が積み重なって、やっと笹舟から竹筏(たけいかだ)、そして手漕(こ)ぎボートくらいに成長したのではと思います。
そう感じるのは、取材でお会いする方々から多くを学び、ライター達それぞれが自分の興味のあることを通して、しっかりとした独自の視点を持ち始めたと思えるからです。

昨今の新聞やテレビ、ネットニュースなど、周りを見回すと消化しきれないほどの情報があふれ、時にはフェイクニュースや過激な表現の情報もあります。何を信じていいのかわからないほどです。そして、感染症や自然災害、戦争の勃発など暗いニュースも増えたように思います。

パンデミックや自然災害などには抗(あらが)いようもありませんが、少しでも明るい話題を提供したい! ともに、この変化の激しい時代を乗り越えられたらと。

彩ニュースでは、埼玉エリアの身近な人々や、この地で地道にビジネスを展開されている企業・団体の活動を主にご紹介しています。その方たちの生き方や活動は、与えられた環境でしっかりと根を張り、風雨にも負けず個性的な花を咲かせる野の花のような潔ささえ感じさせます。いつも取材のたびに、新しい刺激や学びをたくさんいただいています。

編集部では、必ず直接取材することで、その方の生き方や商品・サービスにかける思いを、率直にまた客観的にお伝えするよう心がけています。
それは、取材先や彩ニュース掲載記事への信頼につながると思うからです。

まだまだ、大海(目標)は遠いのですが、「自分らしい花を咲かせよう!」を合言葉に、大好きな埼玉の魅力や、そこに暮らす人々の豊かな表情をお伝えできればと思います。

2022年10月
彩ニュース編集部