風薫る5月。外の空気が気持ち良く感じられる季節になりました。
ところで、世の中には、空気を読む人・読めない人・読まない人がいるそうです。みなさんは、どのタイプでしょうか?
いずれにしても、雰囲気を察して正しく行動するって、そう簡単なことではないなと思っています。
空気を読むことが求められる場面はいろいろ考えられますが、例えばグループなどで話し合いをしているとき、なんらかのトラブルが発生して、場の雰囲気が重苦しくなったとします。黙り込む人たちの中には「今は何も言わないほうがいいだろう」と思う人もいれば、「このままではダメだ。なんとかしなければ」と考える人もいるでしょう。
どちらも、その人なりに空気を読んでいると言えますが、どちらが正解になるかは分かりません。
特に、みんなが何も言わずにじっとしている中、一人で動き出すのは勇気が必要なうえ、明暗が大きく分かれます。前向きな発言をしたり、明るくふるまったりした結果、「空気読めよ!」と周囲から冷ややかな態度を取られるおそれがある一方、場のムードを一変できる可能性もあります。「あのとき、空気を変えてくれて助かったよ」などと感謝すらされるかもしれません。
空気を読むってどういうことなのか、ときには深呼吸でもしながらゆっくり考えてみるのも良さそうです。
2023年5月
彩ニュース編集部